ユーキャンのケアマネ講座はどう?実際に使って一発合格した本音レビュー
ユーキャンのケアマネジャー講座を使えば、誰でも合格できるわけではありません。
私の結論は、ユーキャンの問題文や解説の書き方が自分に合うなら、有力な選択肢になる。ただし、合わない人が無理に選ぶ必要はないです。
私は、ユーキャンの教材を使ってケアマネ試験に一発合格しました。
それでも「ケアマネを受けるなら、とりあえずユーキャンで間違いない」とは言いません。
料金は決して安くありませんし、私には問題文の言い回しがかなり難しく感じられました。過去問以外の演習問題も、もう少し欲しかったのが本音です。
一方で、その難しい問題を何度も読み解いた経験が、本番で選択肢を判断する力につながったとも感じています。
だから、申し込む前に一度、書店で市販のユーキャンのケアマネ問題集を開いてみてください。
「難しいけれど、解説を読めば理解できそう」と思えるなら相性は悪くありません。「何を聞かれているのか分からず、続ける姿が想像できない」と感じたら、中央法規など別の出版社の教材を選んでもいいと思います。
- ユーキャンのケアマネ講座を実際に使った率直な感想
- 一発合格しても万人にはすすめない理由
- 良かった点と物足りなかった点
- ユーキャンが向いている人・向いていない人
- 申し込む前に書店で確認してほしいこと
- 現在の受講料・教材・サポート内容
結論|ユーキャンのケアマネ講座は万人向けではない
先に、私の評価を簡潔にまとめます。
| 確認項目 | 実際に使った私の本音 |
|---|---|
| 最終結果 | ケアマネ試験に一発合格 |
| 良かった点 | 難しく感じる問題文を繰り返し、聞かれ方が変わっても考える練習になった |
| 気になった点 | 料金は安くなく、過去問以外の問題演習をもっと収録してほしかった |
| 教材の使用状況 | 細かな記憶は薄れているものの、ほとんどの教材を使ったと記憶している |
| おすすめできる人 | 難しい言い回しでも解説を読みながら理解し、繰り返せる人 |
| おすすめしにくい人 | ブランドだけで選ぶ人、難しい問題を見ると勉強が止まってしまう人 |
ここで大事なのは、私が一発合格したことと、ユーキャンだけで合格できたことは同じではないという点です。
私は講座教材に加え、中央法規や書店で買った模擬問題集なども使いました。合計では約10冊の問題集を5周以上しています。
ユーキャンは合格をくれた魔法の教材ではなく、私が勉強を進めるうえで中心に置いた教材の一つです。
現在のユーキャン・ケアマネ講座の料金と教材
2026年8月時点で、ユーキャン公式サイトに掲載されている主な内容は次のとおりです。
| 項目 | 現在の講座内容 |
|---|---|
| 一括払い | 54,000円(税込み・送料はユーキャン負担) |
| 分割払い | 3,900円×14回、総額54,600円 |
| 標準学習期間 | 6か月 |
| メインテキスト | 6冊 |
| 主な副教材 | でるケアBest200、ガイドブック、過去問題集、資料集、添削関係書類など |
| 添削 | 7回(総合模擬試験1回を含む) |
| 質問 | 1日3問まで |
| Web学習 | Webテスト、ポイント解説動画など |
| 給付制度 | 教育訓練給付金の対象講座。利用条件や支給可否はハローワークで確認が必要 |
一括54,000円を見て、「気軽に試せる金額ではない」と感じる人は多いでしょう。私も当時、決して安いとは思いませんでした。正確な購入金額までは覚えていませんが、迷わず申し込める金額ではありませんでした。
現在は教材到着後8日以内であれば返品できると案内されていますが、返送料は購入者負担です。受講料、教材、サポート、返品条件は変更される可能性があるため、申し込み前に必ず最新情報を確認してください。
私がユーキャンを選んだ理由は「有名だから」だけではない
私は、ケアマネ試験のおよそ半年前にユーキャンの講座を購入しました。
知名度があり、「資格講座といえばユーキャン」という安心感がまったくなかったとは言いません。
しかし、最終的な決め手はブランドではなく、ユーキャンの問題文は他社より難しく感じる。これを解けるようになれば、本番も受かるのではないかと思ったことでした。
この感覚を持ったきっかけは、介護福祉士の受験勉強です。
書店でユーキャン、中央法規、ほかの出版社の問題集を見比べたとき、ユーキャンは文章のニュアンスや問い方がかなり難しく感じられました。
同じように感じていたのは私だけではありません。周囲の受験仲間からも「ユーキャンの問題は難しく感じる」という話が出ていました。
今振り返ると、かなり力技の発想です。
ただ、私には「難しいからやめよう」ではなく、「これを解けるようになれば強い」という気持ちがありました。この受け止め方ができたことは、教材との相性が良かった部分だと思います。
購入は半年前、本格的な勉強は残り約3か月から
講座自体は試験のおよそ半年前に購入していました。
ところが、受験した年の5月頃から7月までは、認知症介護実践者研修を受講していました。そのため、ケアマネ試験へ向けて本格的に問題演習を始めたのは、本番まで約3か月の時期です。
購入時期が早くても、教材が勝手に進むわけではありません。
箱を持っていることと、問題を解けることは別です。結局、試験日までに教材を開き、間違いを直し、繰り返す時間は自分で作る必要があります。
使って良かった点|難しい問題文が考える練習になった
私が最も価値を感じたのは、やはり問題文の難しさでした。
ケアマネ試験では、用語を丸暗記しただけでは判断しづらい選択肢もあります。似た表現の違いを読み、何を問われているのか整理しなければなりません。
現在もケアマネ試験は、5つの選択肢から複数の正答を選ぶ五肢複択方式です。問題文で指定された2つまたは3つを選び、マークシートで解答します。
2つを選ぶ組み合わせは10通り。3つを選ぶ組み合わせも10通りです。
つまり、指定された数だけ適当に選び、正解の組み合わせと完全に一致する確率は10分の1です。正しい選択肢を一つ見つけても、残りを外せばその問題の得点にはなりません。
ユーキャンの問題を解いていた当時は、文章を一度読んだだけで答えられないことが何度もありました。
それでも、解説を読み、もう一度問題へ戻る。別の日に同じ問題を解き直す。その繰り返しで、少しずつ言い回しに慣れていきました。
分からなかった問題が、解説を読んだ後に自分の言葉で説明できるようになる。
私にとっては、この変化が勉強の手応えでした。
過去問題集を含め、ほとんどの教材を使った
昔のことなので、使わなかった教材を一つずつ正確には思い出せません。
ただ、「ほとんど手を付けずに残った教材が大量にあった」という記憶はなく、講座に入っていた教材はおおむね使ったと思います。
一方、添削や質問サービスをどの程度使ったかは、今となっては正確に覚えていません。現在用意されている機能と、私が実際に価値を感じた部分は分けて考えてください。
当時は、過去問題集が4年分付いていたと記憶しています。期間限定の購入特典で、通常より1回分多く付いていたのかもしれません。
ただし、この部分はかなり前の記憶です。現在の講座に同じ年数・同じ特典が付くという意味ではないため、申し込み時の教材一覧を確認してください。
過去問は、出題形式や問われ方を知るうえで欠かせません。講座の中にまとまっていたことで、勉強を始める材料には困りませんでした。
福祉系資格でユーキャンを使った経験が生きた
すでに介護福祉士などの資格勉強でユーキャンを使い、「この問題の作り方は自分に合う」と感じた人は、ケアマネ講座でも候補にしやすいと思います。
教材の見た目だけでなく、文章の癖や解説の詳しさにも相性があります。
一度使って手応えがあった教材会社をもう一度選ぶことは、単なるブランド買いではありません。自分が続けられる学習方法を知ったうえでの、合理的な選択です。
物足りなかった点|過去問以外の問題をもっと解きたかった
良かったところだけでは、レビューになりません。
私が物足りないと感じたのは、過去問以外の演習問題をもっと解きたかったことです。
過去問を繰り返すと、問題文そのものを覚えるほど慣れてきます。それは悪いことではありませんが、初めて見る問題や、違う角度から聞かれる問題にも対応できるかを確かめたくなります。
そのため私は、講座教材だけで終わらせず、次のような問題集を追加しました。
- 中央法規の問題集
- 講座とは別に販売されていたユーキャンの問題集
- 書店で購入した模擬問題集
- 分野別の小さな問題集
講座を購入したうえで、さらに市販の問題集も買う。費用だけを見れば、効率が悪く見えるかもしれません。
それでも私は、違う出版社の問題へ触れたことで、同じ知識を別の言い回しで問われる練習ができました。
現在の講座には総合模擬試験1回を含む7回の添削があります。しかし、問題演習の量をどこまで必要とするかは人によって違います。
たくさん問題を解いて覚えるタイプなら、講座の教材一覧を見たうえで、市販問題集を追加する可能性も予算に入れておいた方がよいでしょう。
一発合格したが「ユーキャンだけで受かった」とは言わない
私はケアマネ試験に一発で合格しました。
しかし、合格の理由を一つだけ挙げろと言われても、ユーキャンとは答えません。
講座教材を購入したこと、約10冊の問題集を5周以上したこと、平日も休日も勉強時間を確保したこと、分からない問題の解説を読み続けたこと。その全部が重なった結果です。
通信講座は、申し込んだ瞬間に合格率を上げてくれるお守りではありません。
教材を選ぶ手間を減らし、勉強を進める土台は用意してくれる。しかし、その土台を使って問題を解くのは自分です。
私が実際に行った問題集の回し方や、試験前1週間の仕上げ方は、次の記事で詳しく紹介しています。
ケアマネ試験の勉強法|問題集10冊を5周して一発合格した実体験
独学か通信講座か、無理に二択にしなくていい
「ユーキャンを申し込むか、独学にするか」で迷う人は多いでしょう。
ただ、私の勉強方法はその中間でした。
ユーキャンの講座教材を軸にしながら、市販問題集で演習量を増やす。つまり、通信講座と独学を組み合わせています。
| 学び方 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 通信講座を中心にする | 教材選びや学習の順番を一人で決めるのが不安な人 | 申し込むだけでは進まない。教材を使い切る時間が必要 |
| 市販教材で独学する | 自分で問題集を比較し、計画を立てられる人 | 教材・法改正情報・弱点補強を自分で管理する必要がある |
| 講座と市販教材を組み合わせる | 講座を勉強の軸にしつつ、演習量を増やしたい人 | 教材を増やしすぎると消化できず、費用も増える |
全部入りの講座を買うことが正解でも、独学で費用を抑えることが正解でもありません。
自分が途中で止まらず、試験日まで続けられる方法を選ぶのが正解です。
ユーキャンのケアマネ講座が向いている人
私の経験から考えると、次のような人は検討する価値があります。
- 難しい言い回しでも、解説を読みながら理解しようと思える人
- 教材を一式そろえ、学習の軸を決めたい人
- 同じ問題を繰り返すことを苦にしない人
- 質問や添削など、独学にはない支援も使いたい人
- 介護福祉士などの資格勉強でユーキャンを使い、手応えがあった人
- 講座だけに頼らず、必要なら市販問題集も追加できる人
特に、以前ユーキャンで福祉系資格を勉強し、文章や解説のスタイルに慣れている人は判断しやすいでしょう。
初めてユーキャンを使う人は、知名度よりも教材との相性を優先してください。
ユーキャンをおすすめしにくい人
反対に、次のような人は一度立ち止まった方がよいと思います。
- 有名だからという理由だけで決めようとしている人
- 難しい問題文を見ると、自信を失って教材を開けなくなる人
- 過去問以外の大量の問題演習を、講座内だけで完結させたい人
- 添削や質問を使う予定がなく、必要な問題集を自分で選べる人
- 教材を買ったことに安心し、勉強時間を確保できない人
- 受験資格をまだ確認していない人
難しい教材を選べば合格へ近づくとは限りません。
問題文を読むたびに苦痛になり、勉強をやめてしまうなら、もっと読みやすい教材を5周した方がよほど力になります。
また、ケアマネ試験には受験資格があります。講座を申し込んでも、実務経験などの要件を満たしていなければ受験できません。
介護福祉士からケアマネを目指す場合の受験資格と必要年数は、次の記事で確認できます。
介護福祉士からケアマネになるには?受験資格・必要年数・資格取得までの流れを経験者が解説
申し込む前に、書店で問題文を見てほしい
これからユーキャンを検討する人へ、私が一番伝えたいのはこれです。
いきなり講座を申し込まず、可能なら書店で市販のユーキャン問題集を一度見てください。
講座教材と市販問題集はまったく同じものではありません。それでも、問題文の言い回しや解説の雰囲気が自分に合うかを考える材料にはなります。
- 問題文を一度読んで、何を聞かれているかつかめるか
- 間違えたとき、解説を読めば納得できそうか
- 文字の大きさやページ構成が見やすいか
- 中央法規など別の出版社と比べ、続けやすいと感じるか
- 難しさを「やってみたい」と思うか、「開きたくない」と思うか
私は最初、ユーキャンの問題文を見て「マジで意味が分からない」と思いました。
それでも、解説を読んで繰り返せば理解できそうだとも感じました。だから選びました。
もし実際に見て「これは無理」と思ったなら、その直感も大切です。
教材選びは根性比べではありません。自分が続けられる出版社を選ぶ方が、試験には近づきます。
ユーキャンのケアマネ講座でよくある質問
教材だけで合格を保証することはできません。現在の講座は試験対策教材一式を案内していますが、必要な演習量は人によって違います。私は講座教材に加え、市販問題集も使って一発合格しました。
私は当時、他社の問題集より文章のニュアンスが難しいと感じました。ただし、これは個人の感想であり、使用したのも以前の教材です。現在の教材や本試験と一律に比較できるものではありません。
私は本格的な勉強を始めて約3か月で合格しましたが、誰にでも再現できるとは言えません。平日は仕事後に2時間以上、休日は7〜8時間ほど勉強しました。現在の講座の標準学習期間は6か月なので、早く始められるなら余裕を持つ方が安心です。
教材一式、添削、質問、Web学習などを活用する人には検討する価値があります。一方、過去問と市販問題集だけで自分の計画を立てられ、サポートも使わない人には割高になる可能性があります。値段だけでなく、何を実際に使うかで判断してください。
以前使って手応えがあった人は、有力な候補です。問題文や解説のスタイルをすでに知っているため、初めて選ぶ人より相性を判断しやすいでしょう。
まとめ|知名度ではなく、問題文との相性で選ぶ
私はユーキャンのケアマネ講座を使い、試験に一発合格しました。
しかし、だから全員へすすめるつもりはありません。
- ユーキャンの問題文は、私には他社より難しく感じられた
- その難しさを読み解く練習が、本番で考える力につながった
- 教材はほとんど使ったが、過去問以外の演習問題はもっと欲しかった
- 講座だけでなく、市販問題集も組み合わせて勉強した
- 難しさが合わないなら、別の出版社を選んでも問題ない
- 申し込み前に市販の問題集を見て、自分との相性を確かめたい
「資格を取るなら、とりあえずユーキャン」と名前だけで決めるのはおすすめしません。
書店で問題文を見て、解説も読み、「これなら繰り返せそう」と思えるかを確認してください。
難しい文章を解読することに手応えを感じる人、過去にユーキャンで福祉系資格を勉強して合っていた人なら、ケアマネ講座も検討する価値があります。
反対に、問題文を見ただけで勉強が止まりそうなら、別の教材でいいのです。
合格へ連れていってくれるのは有名な教材ではなく、試験日まで自分が使い続けられる教材です。
私も最初からユーキャンの問題が解けたわけではありません。むしろ、何を聞かれているのか分からず、「俺の理解度はどうなっているんだ」と思いました(笑)。
それでも、解説を読んで、また解く。それを続けたから一発合格できました。
ただし、難しい教材に耐えることが偉いわけではありません。自分が続けられる教材を選び、買った後に使い切ることの方がずっと大事です。
【監修・執筆】よっしー
介護福祉士/介護支援専門員(ケアマネジャー)
介護業界18年。介護職として10年以上の現場経験を持ち、施設ケアマネジャーとして約5年勤務。老人ホーム入居相談員として、本人・家族の施設探しや入居相談にも携わる。
介護現場・ケアマネ業務・老人ホーム相談の実務経験をもとに、制度だけでは見えにくい介護のリアルを、本人や家族の目線に立って分かりやすく発信しています。


